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  1. 小松市議会 2020-10-16
    令和2年第4回臨時会(第1日目)  本文 開催日: 2020-10-16


    取得元: 小松市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-10
    ナビゲーションをスキップする ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1       開会 午前10時00分    ◎開会の宣告 ◯議長(高野哲郎君) おはようございます。  ただいまより令和2年第4回小松市議会臨時会を開会いたします。  ───────── ◇ ─────────    ◎開議の宣告 2 ◯議長(高野哲郎君) これより本日の会議を開きます。  ───────── ◇ ─────────    ◎諸般の報告 3 ◯議長(高野哲郎君) 地方自治法第121条の規定による今期臨時会における説明員の氏名は、お手元に配付のとおりでありますので、御報告いたしておきます。  ───────── ◇ ─────────    ◎会議時間の延長 4 ◯議長(高野哲郎君) あらかじめ会議時間を延長いたしておきます。
     ───────── ◇ ─────────    ◎会議録署名議員の指名 5 ◯議長(高野哲郎君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において   宮 川 吉 男 君   川 崎 順 次 君 を指名いたします。  ───────── ◇ ─────────    ◎会期の決定 6 ◯議長(高野哲郎君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。  今期臨時会の会期は、本日1日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 7 ◯議長(高野哲郎君) 御異議なしと認めます。  よって、会期は本日1日間と決定いたしました。  ───────── ◇ ─────────    ◎市長提出議案第72号及び議案第73     号の上程、説明、質疑、委員会付託、     委員長報告、質疑、討論、採決 8 ◯議長(高野哲郎君) 日程第3、市長提出議案第72号 令和2年度小松市一般会計補正予算(第9号)及び第73号 令和2年度国民健康保険小松市民病院事業会計補正予算(第5号)を一括して議題といたします。  市長より提案理由の説明を求めます。  市長、和田愼司君。    〔市長 和田愼司君登壇〕 9 ◯市長(和田愼司君) おはようございます。  提案理由の前に、熊の出没と、それから爆破予告について若干お話をさせていただきます。  新型コロナウイルス感染症は、これで小松市36日間、新規感染者が発生をしておりません。  熊の出没につきましては、毎日報道されていますように日増しに多くなっているということで、大変御心配をおかけいたしております。  今年10月まだ半ばでございますが過去最高の数値を今示しておりまして、目撃件数等50件を超えました。まだ月半ばでございますので、過去最高が平成22年、平成18年の10月、48件でございましたので、月半ばでもうそれをクリアしてしまったということが先日来の状況でございます。  今、出没していますのは、国府地区、それから木場潟、木場校下、それから矢田野校下から那谷校下、このかいわいが大変多いということで、特にこまつドームの周辺に出没をいたしましたものが、昨日からドーム近くの林の中に潜んでいるという状況でありまして、警察、消防本部、消防団、地域の方、そして市役所の職員等々、総がかりで追い込み、また捕獲を今試みているところでございます。  森林組合からも協力をいただきまして捕獲用のおりも仕掛けているという状況でございますが、残念ながら今日は朝からまだその姿を見ていないという状況でありますが、引き続き、昨日設けました現地指揮本部を中心に、人身被害が出ないようにさらに態勢を高めていきたいなと思っております。  これからさらに1か月間、冬眠前の出没が多くなりますので、皆さん方からもまた各市民のほうにお気をつけていただくように、また皆さん方もそれぞれの持ち場で監視、警戒態勢をよろしくお願い申し上げます。  それからもう1点、それで各町内のほうにも御協力をいただきまして緩衝帯の下草刈り、それから木の実、果実の除去、これをもう既に先週の土日に大がかりにやっていただいた町内たくさんございます。改めて感謝を申し上げます。  次に、爆破攻撃予告でございますが、この1か月間で、昨日、加賀市、能美市、白山市にもまた爆破予告がございまして、19日にということを新聞で読んでおりますけれども、これを含めますとこの1か月間で4件ございます。小松市には2件来ておりまして、9月23日と10月14日、それから石川県のほうに10月1日ということでございます。  これまでの対応につきましては皆様方御存じのとおりでありまして、あらかじめ学校等公共施設も改めて警戒態勢、そして当日の注意態勢をしっかりとやってきたつもりでございますが、こればかりはなかなか目に見えない犯人でありまして、それから内容を見ていますと3年ほど前にも爆破予告連続いたしましたが、これはほぼ同一犯でありました。今回は内容見てますとどうも違うというところもございますので、いろんな状況の今の社会的な不安の中でそういった方がさらに増えてくるということもございます。  また改めて皆様方の御支援をお願いを申し上げたいなと思っております。  それでは、令和2年第4回市議会臨時会の開会に当たりまして、提出いたしました議案の概要について説明申し上げます。  新型コロナウイルス感染症新規感染者数は、8月のピーク時に比べ落ち着きつつあるものの首都圏を中心に感染が続いており、予断は許されません。県内においては10月以降は11人と感染拡大が抑えられており、本市におきましては9月10日以降36日間新たな感染者は確認されておらず、治療中の方は現在ゼロ人となっております。  これから冬にかけて次の感染の波とインフルエンザとの同時流行も懸念されており、マスク着用や手洗いの徹底、3密の回避はもとより、インフルエンザワクチンの早期接種など、お一人お一人が感染予防を意識し、相互に注意し合い、行動していかなければなりません。  市では、これまで市民への感染予防や新しい生活様式への呼びかけ、事業者、店舗等の衛生改善への支援、学校や公共施設等感染防止対策など、まちの清潔さ、衛生環境のレベルアップに取り組んできましたが、ウイルスの感染力が強まるこの冬から春が正念場であり、自分自身や御家族、友人、同僚など、大切な人を守り、健全な地域社会、自由経済を維持してくために、市民一丸となり乗り切ってまいりましょう。  それでは、本臨時会に提出いたしました議案の概要について説明いたします。  提出いたしました議案は、予算案2件です。  補正額は、一般会計1億3,450万円、企業会計100万円、合計1億3,550万円、その他債務負担行為額として900万円を計上しております。補正後の予算累計額は、一般会計で598億184万6,000円、全会計の合計では1,138億6,971万8,000円となります。  次に、補正予算案に計上いたしました主な施策について説明いたします。  国は感染症の同時流行に備え、例年より多くのインフルエンザワクチンを確保した上で、今月1日からは高齢者、26日からは一般の方を対象にワクチンの早期接種を呼びかけており、市では9月補正予算において高齢者と子供について予防接種費用の助成を拡大したところです。  今回、感染症の同時流行への備えとして、施設内感染を防ぐため、高齢者施設認定こども園、幼稚園、放課後児童クラブの職員、さらに障害者施設の職員及び施設利用者を対象にインフルエンザ予防接種費用の一部を助成いたします。  新型コロナウイルスの検査につきましては、保健所が関与する行政検査、医師の診断に基づく保険適用での実施が原則ですが、高齢者や基礎疾患を有する方を対象に市町村が行う検査事業に対して国の補助事業が実施されることとなったことから、県や医師会の検査体制の調整を踏まえ、11月より検査費用の助成を実施してまいります。  子供たちは臨時休校による授業時間の減少や模試の中止などにめげず、前向きに学校生活を送ってくれています。受験を控える中学3年生に対しては、安心して受験に臨めるよう補習授業や相談等のサポートを行っており、今回、受験費用等に活用していただくことを目的に、ふるさと納税小松エール協力金を活用し、高校進学や就職活動に向け頑張っている中学3年生に対してエールを送るため応援金を給付いたします。  新型コロナウイルスと向き合って9か月が経ち、春先の混乱期と比べ、検査や治療体制も格段に整いつつあります。また、ウイルスや感染防止に関する知見も国民の中に確立されてきており、それぞれの症状や状況に応じて適切な対策を講じながら、社会経済活動を継続、拡大していくことが重要になっています。  こうした中、外出自粛などの影響で大きな打撃を受けている観光・運輸業や飲食業をはじめとする地域経済に対し、需要喚起と地域の再活性化を目的とした国のGo Toキャンペーンが本格的にスタートしました。本市では、8月1日から10月31日まで「Go Aroundこまつ」を実施し、登録店舗では新メニューや新サービスの導入など、工夫を凝らした試み、お店の魅力づくりに取り組まれ、消費喚起はもとより様々な効果が出ています。  国のキャンペーンは来春まで続くことが見込まれ、本市の魅力的な食や文化を多くの方に味わい体験していただくとともに、市といたしましてもGo Toキャンペーンを引き継ぐGo Around第2弾について検討してまいります。  9月議会において概要を説明しました観光庁の実証事業への採択は、日本遺産、SAIVOR JAPANの認定や、「歌舞伎のまち」「乗りもののまち」などこれまで取り組んできた観光ブランド戦略が高く評価されたものです。今後、これまで磨き上げてきたこれらの地域資源を生かしながら、大手旅行会社との連携によりリモートツアーの成果を踏まえた魅力的なリアルツアーを造成、新たな生活様式の中でも楽しめるプチぜいたくなこまつ旅を提案し、地元や都市圏からの誘客を図ってまいります。  また、Go Toキャンペーンや観光庁の実証事業と連動し、もう一度こまつ春・夏キャンペーンと題し、粟津温泉に宿泊された方を対象に、再度御訪問された際に地元の特産物を贈呈する取組を実施いたします。  さらに、こまつグルメ応援と題し、こまつ観光物産ネットワークが行う取組を支援いたします。  お茶会の中止等で影響を受けている和菓子をはじめ洋菓子、さらに正月をふるさとで過ごす帰省向けのお節などをテーマに新商品開発や販売促進を展開し、また7周年記念事業として「空の駅こまつ」や大型商業施設で特別企画を行うこととしており、これらの取組に対し助成し、地元特産品の魅力と販売向上を図ります。  市制80周年のお祝いを兼ね、地産地消の推進と、子供たちにふるさとのおいしいお米を味わってもらうことを目的に、学校給食に小松市産のブランド米を提供します。また、市制80周年創立の日である12月1日には、こども園や高齢者施設、小中学校に対し、こまつもんブランド認定品トマトカレーを提供し、地元食材を通し、ふるさと愛を育む機会といたします。  このほか、農業や漁業への支援として、地元農産物や海産物の高付加価値化や販路拡大に向け、助成制度を拡充いたします。  これまで、飲食店を対象に宅配や持ち帰りの助成を行い、119のお店がテークアウト、デリバリーを事業に取り入れました。これから高齢者等の外出が困難になる冬季を迎える中、地元の青果店や鮮魚店など地域密着型の店舗の積極的な参入を促すとともに、小規模零細な飲食店や小売業がデジタルやインターネットを活用してお客様との距離を縮めていただくため、第2弾として助成枠を拡充し奨励金を給付いたします。  コロナ禍において、我が国のデジタル化の課題が浮き彫りになり、国はデジタル化への環境整備(デジタルニューディール)の方針を打ち出し、デジタル庁新設のための準備を開始いたしました。急速かつ世界規模で展開されるデジタル化の波に加え、人口減少と働き手不足に直面する我が国においては、社会経済のデジタル化は官民挙げて喫緊に取り組む課題であり、今回、市内の中小企業、零細事業者が行う、労務、経理、生産管理など、業務効率化と働き方改革につながる設備や機器の整備、さらにリモート商談会の開催やオンライン展示会への出展など、変化するビジネススタイルに対応するための環境整備など、大転換の時代となるデジタルの活用で勝ち組になれるよう、システム導入、経営改革に対し支援いたします。  このほか、個人の方からいただいた御寄附について、高度救急処置シミュレーターの導入と訪問看護ステーション用の車両購入に活用させていただきます。  補正予算案の財源としましては、国庫補助金、寄附金の特定財源のほか、感染症の検査事業実施分の特別枠として国の臨時交付金財政調整基金繰入金等の一般財源を充てております。  コロナの収束時期を見通すのは今の私たち人類には誠に難しいことです。このコロナ過の逆境や困難を乗り越え、そして力に変えていく、たくましさが求められています。コロナ後の社会をどのように見据えて、どのような取組を実践していくかが、アフターコロナポストコロナの時代に大きなエネルギーになるものと考えます。  来年の東京オリンピックパラリンピック日本遺産サミット、2年半後には北陸新幹線小松駅開業、加賀國1200年祭など大きな節目を控える中、私たち一つ一つの取組、積み重ねが花を開き、実を結び、市民や来訪者の笑顔があふれる未来となることを願い、共創の精神とやさしい心をもって取り組んでまいりましょう。  以上で提案理由の説明を終わりますが、御審議の上、全議案について原案どおり可決いただきますようよろしくお願いいたします。 10 ◯議長(高野哲郎君) これより提出者からの提案理由に対する質疑に入ります。  なお、本臨時会では、各会派ごとの持ち時間制となっております。  通告がありますので、発言を許します。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 竹 田 良 平 君 11 ◯議長(高野哲郎君) 竹田良平君。    〔1番 竹田良平君登壇〕 12 ◯1番(竹田良平君) おはようございます。  会派自民の竹田です。大きく2項目についてお聞きしたいと思います。  初めに、新しい生活様式の中でのこまつ旅について。  本事業は、観光庁の実証事業となり、国から2,000万円の補助を受けて実施すると。コロナ禍で考慮すべき事項もあったかと思いますが、観光庁の実証事業に応募した狙いを簡単に御説明願います。 13 ◯議長(高野哲郎君) にぎわい交流部長、望月精司君。    〔にぎわい交流部長 望月精司君登壇〕 14 ◯にぎわい交流部長(望月精司君) それでは、竹田議員の御質問にお答えさせていただきます。  観光庁の実証事業の狙いというふうなところでございます。  これまで国は、東京オリンピックパラリンピック2020に向け、訪日外国人旅行者の拡大と全国の観光資源のブラッシュアップ等を目的に、明日の日本を支える観光ビジョンを策定し、観光事業の推進を行ってまいりました。この日本遺産事業も当ビジョンに基づくものでありまして、今回の観光庁実証事業もその延長線上にある事業と位置づけられております。  小松市においては、日本遺産、石の文化、北前船の認定をはじめ、SAVOR JAPAN認定、ジャパン・ツーリズム・アワードの受賞など、10年来取り組んでまいりました観光ブランド戦略が高く評価され、その評価もあって今回のこまつ旅の提案が、高倍率の中、採択された要因と考えております。  今回の事業につきましては、ウイズコロナの中、新たな生活様式に沿った旅行スタイルの実証実験を行い、安全で誘客力の高い観光コンテンツをつくり上ることが目的でありまして、ウイズコロナの中、新たな旅行ツールとして注目を集めているリモートツアー、こちらを実施し、その成果を反映したリアルツアー大手旅行社の力を借りて造成、そして実施することで、新たな生活様式の中でも楽しめるプチぜいたくなこまつ旅を提案し、地元や都市圏からの誘客を図っていくものでございます。  以上です。 15 ◯議長(高野哲郎君) 竹田良平君。 16 ◯1番(竹田良平君) 今おっしゃられましたリモートツアーというのは、今このときだから考えられていることかと思います。  例えば自動車博物館で車の裏まで見ることができ、職員の方の解説がつくであるとか、小松空港でしたら施設の内部、ふだん立入りはできないけれども映像だから見られ、さらに職員の方のお話が伺えるであるとか、リモートじゃないとできないことを体験できる、これが魅力だと思います。  リモートツアー実施のイメージはどういったものか。また、いつでも、どこでもツアーができるのか御説明をお願いします。 17 ◯議長(高野哲郎君) にぎわい交流部長、望月精司君。 18 ◯にぎわい交流部長(望月精司君) 今回、実施を考えておりますリモートツアー、今、議員のおっしゃられたとおり、そのリモートのよさというものがございます。実際のバスでの観光ツアーインターネット動画サイトを活用し、国内外の誰でも、どんな場所からも参加できるという、そういう良点があります。双方向でのやり取りもできる疑似体験ツアーを考えております。  市内の日本遺産、石の文化、北前船寄港地安宅、歌舞伎文化、ものづくり、里山など様々な見どころを巡りながら、添乗するガイドがその魅力を案内し、その模様をライブ配信することで、小松の文化観光ストーリーの魅力を体験してもらう、非常に細かいところまでも入っていけるツアーだというふうに考えております。  ライブ中継された動画はそのままサイトに残ります。後からいつでも閲覧できるので、以降の発信にもつながるものというふうに考えております。 19 ◯議長(高野哲郎君) 竹田良平君。 20 ◯1番(竹田良平君) 今後もニーズを踏まえまして、ぜひ幅広く御検討いただければと思います。
     そして、こうしたリモートツアーをどうPRしていくか、どう知ってもらうのかというところですけれども、小松の観光のホームページでありますこまつまるごと旅ナビについては、年間で約17万ヒットぐらいと。いろんなツールを使いまして、まず多くの方に知ってもらうということが一番大事かと思います。  PR等につきまして、旅行会社とどう連携をしていくか。そして、リアルツアー、これはコロナ拡大以前では単純にツアーと呼ばれていたかと思いますが、何らかの交通手段でお越しいただくことになります。JRや航空各社と連携が図られていくのかお伺いします。 21 ◯議長(高野哲郎君) にぎわい交流部長、望月精司君。 22 ◯にぎわい交流部長(望月精司君) まず、PRについてお答えをさせていただきます。  小松の観光ブランドのPR、これまでもですが、今年度に入ってからでもJR「西Navi」でありますとか「家庭画報」など非常に多くのメジャーなメディアで取り上げられておりまして、国内外で紹介されてきており、既に注目されている観光地が多くございます。  このリモートツアーの告知につきましては、これまでのプロモーションに加えて、小松市のホームページまたは観光物産ネットワークホームページ、連携する旅行会社とのウェブサイトや動画配信サイトでの広告PRまたはSNSも活用して、旅好きな方々、またリモートツアーのユーザーにも訴求してまいりたいと考えております。  また、公共交通機関との連携につきましては、JRさん、JAL、ANAさんをはじめ、小松空港就航の国際線の各社とも積極的にアプローチを行っており、JRとは新幹線小松駅開業に向けての連携、またはデスティネーションキャンペーンでの取上げ、航空会社とは乗り継ぎキャンペーンでの連携なども行っておりまして、また車内、機内の冊子でも小松の観光文化が取り上げてもらっております。  今後、2021年の東京オリンピックパラリンピック日本遺産サミットin小松の開催、さらには2023年には北陸新幹線小松開業、そして加賀國1200年祭があり、これからのインバウンド需要も念頭に置きながら、JRさんやJAL、ANAさん等の公共交通機関、旅行会社との連携をさらに強めていきたいと考えております。  今回のこまつ旅の実証事業の成果を生かすことで、ウイズコロナアフターコロナ時代においても安心して利用できる魅力高い観光プログラムを整備し、国内外からの誘客を促進してまいりたいと考えております。  以上でございます。 23 ◯議長(高野哲郎君) 竹田良平君。 24 ◯1番(竹田良平君) 先ほど市長の提案理由の説明の中でも、本市ではしばらくの間、コロナの新規感染者は出ていないということでありますけれども、今後、状況をよく注意していきながら、小松の魅力を観光面でアピールできるよう、私自身も尽力していきたいと思っております。  そして、次のお題に移りたいと思います。  仮称となっておりますが、こまつグルメ応援キャンペーンについてです。  新商品開発・販売促進キャンペーンの中で、11月は和菓子まつり、12月は洋菓子まつり、1月は正月まつりと行われます。具体的な取組の内容について御説明をお願いします。 25 ◯議長(高野哲郎君) にぎわい交流部広域観光担当部長、山本ゆかり君。    〔にぎわい交流部広域観光担当部長 山本     ゆかり君登壇〕 26 ◯にぎわい交流部広域観光担当部長(山本ゆかり君) 私のほうから、竹田議員2つ目の御質問、こまつグルメ応援キャンペーンの和菓子・洋菓子・正月まつりの具体的な取組はという御質問にお答えいたします。  まず、地元のよさの再発見と消費喚起を目的に「Go Aroundこまつ」を現在10月31日まで実施中でございます。  この登録店舗では、新メニューの開発でありますとか新サービスの提供など工夫を凝らした取組が展開されております。この取組の趣旨に賛同して多くの店舗に登録いただいたことは、小松の市民の方々、小松の商人の強い心意気が感じられるものでありまして、私たち、協力いただいた皆様には心から感謝しております。  さらに、地元の力を後押しするために、小松の魅力ある6次産業商品でありますとか、いろんな様々な商品におきまして、クオリティ向上や販売力のレベルアップを目指したこまつ観光物産ネットワークの正会員を対象に、このグルメキャンペーンを実施するものでございます。  11月は和菓子まつり、12月は洋菓子まつり、そして1月はお正月まつりと季節を感じるテーマで、市内の店舗を舞台に展開する予定でございます。お菓子屋さんをはじめ九谷焼、水引、伝統工芸、飲食店など様々な業種におきまして、新商品でありますとか新たな仕組みづくりに挑戦していただくとともに、こまつ観光物産ネットワーク本体ではPR活動でありますとか販売促進のプロモーションを展開していく予定であります。  以上でございます。 27 ◯議長(高野哲郎君) 竹田良平君。 28 ◯1番(竹田良平君) 今おっしゃられました観光物産ネットワークでは、各施設、「空の駅こまつ」でありますとかぶっさんや、空カフェなどがございます。さらに波及効果を広げていくことを考え、各施設で販売促進キャンペーンと連動した取組は行われるのか。  11月は和菓子を重点販売し、その次の月は洋菓子であるとか、また空カフェでその月限定のスイーツメニューをお出しするであるとか、いろいろと工夫できるかと思うのですが、このコロナ禍で小松空港、「空の駅こまつ」なども売上げが減っている中で販売促進キャンペーンと連動した取組は行われていくのか御説明をお願いします。 29 ◯議長(高野哲郎君) 広域観光担当部長、山本ゆかり君。 30 ◯にぎわい交流部広域観光担当部長(山本ゆかり君) 和菓子まつり、洋菓子まつり、お正月まつりに併せまして、こまつ観光物産ネットワークの7周年キャンペーンといたしまして、「空の駅こまつ」におきましてもこのテーマに合わせた商品を展開してまいりたいと思っております。  このキャンペーンでは、今、内容につきましては検討中ではございますが、3,000円以上お買い求めいただいたお客様には小松市の特産品や繭玉、和のお正月グッズなど、いろんな小松の文化を発信する手段にも利用させていただきたいと思っております。  さらに、関連事業といたしまして、11月13日から15日までの期間、イオンモール新小松店などでこまつグルメ応援キャンペーンなどの開催も今検討しているところでございます。  このほかにも6次産業新商品の開発やリニューアル、販路開拓を支援するための6次産業地域資源活用事業補助金も拡充いたしまして、各店舗の商品力でありますとか販売力の強化に努めてまいりたいと思っております。補助率につきましては、現在、この補助金、2分の1の30万円上限の補助金でございますが、拡充いたしまして10分の9補助、上限50万円ということで、かなり拡充させていただく予定でございます。 31 ◯議長(高野哲郎君) 竹田良平君。 32 ◯1番(竹田良平君) ぜひ、そうした周年キャンペーン等と重ねて推進していってほしいと思っております。  そして今回、こうやって月ごと、商品ごとに注力していくということでありますが、今後も例えば中華料理まつり、トマトまつりとテーマを決めて新商品の開発や促進を市として推進していく、そういったお考えはあるのか御説明をお願いします。 33 ◯議長(高野哲郎君) 広域観光担当部長、山本ゆかり君。 34 ◯にぎわい交流部広域観光担当部長(山本ゆかり君) これまでも環境王国こまつの食ブランドといたしまして、こまつもんの認定制度でありますとか、SAVOR JAPANに認められました茶懐石や和菓子文化、また日本遺産の北前船から生まれた発酵食などをテーマに、様々な物語で彩られてきました小松の独特の食文化の発信を自信を持って進めてきたところでございます。  トマト農家と和菓子から生まれたとまと大福、また小松の大麦味噌はジビエとのみそ漬けなどのコラボレーションなど、最近では新しい発想なども出てきておりまして、小松ならではのものづくりの魂が昔も今も息づいていると感じております。  今後もこまつ観光物産ネットワークと連携をさせていただきながら事業を進めてまいりたいと思いますが、お正月にもお節料理ということでお正月の小松のもてなしを多くの方に体験していただくため、御購入いただいた方に小松の酒蔵の日本酒をプレゼントするキャンペーンなどを行ったり、引き続き物語でありますとか、季節ごとのイベントを意識しながら、特別な販売促進事業を進めてまいりたいと思っております。  また、Go Toトラベル、Go Toイートやこまつ旅リアルツアー、先ほど望月部長のほうから説明ありましたこまつ旅とも連携しながらキャンペーンのPRを行うことで、さらに新たな顧客の拡大などに努めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 35 ◯議長(高野哲郎君) 竹田良平君。 36 ◯1番(竹田良平君) 市民の方も、観光客の方も、小松の食材に満足していただいて、そして地元の事業者も潤う、そんな構図になるように強く願いまして、私の質問を終わります。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 東   浩 一 君 37 ◯議長(高野哲郎君) 東浩一君。    〔3番 東 浩一君登壇〕 38 ◯3番(東 浩一君) 会派自民、東です。  通告に従い、質疑を行います。  先ほど市長よりもありましたが、熊の関係、私、熊の多発地帯の出身議員であり、先日、こまつドーム内に指揮本部を立ち上げるとか、そういった形での出没エリアが居住系市街地や学校施設等など人間の生活空間近隣にも及び、動向には危惧しております。  小松市として、先ほども言われましたが猟友会、警察、消防、各町会との連携による捕獲や巡回の強化、そして山際の草刈りで緩衝帯をつくるゾーニングへの支援など、市民の安全を守るため昼夜を問わず尽力をいただいております。  さて、小松市における新型コロナウイルスでありますが、8月にクラスターが発生しましたが、緊急行動期間を設けるなど迅速な対応を行い、9月10日以降、先日まで36日間、小松市での発生件数はゼロであります。  このコロナウイルス対策では、3密を避けるなどありますが、ウイルス検査対応はいろいろ変わってきております。個人としては、検査費用は重要なポイントであります。  今回、この検査費用に対して提出された高齢者等新型コロナウイルス検査助成費についてお聞きいたします。  この助成費の概要としては、コロナウイルスの感染検査費用を小松市として重症化リスクの高い65歳以上の高齢者や基礎疾患を有する方が個人の希望により検査を受けた場合に費用を助成するもので、対象者に対して検査費用のうちPCR検査は2万円、抗原定量検査は7,500円を上限に助成するもので、残りは本人負担と理解しております。  その中で1項目め、検査の内容、対象者についてお聞きします。  検査の内容についてでありますが、PCR検査と抗原定量検査がありますが、これらの検査に係る受診料の総額と検査機器の設置はどのような状況でしょうか。 39 ◯議長(高野哲郎君) 予防先進部長、山本周君。    〔予防先進部長 山本 周君登壇〕 40 ◯予防先進部長(山本 周君) それでは、御質問にお答えしたいと思います。  国は、これまでの知見に基づきまして、季節性インフルエンザの流行や新型コロナウイルス感染症の拡大を踏まえた検査需要に対応できるよう検査体制を抜本的に拡充する方針を出しておりまして、県が10月末までに検査体制整備計画を策定することとまずなっております。  今回の助成制度は、国の検査体制拡充の一つであり、感染すると重症化するリスクの高い一定の高齢者などにまで広げられたものでございます。  議員御案内のとおり、助成制度の検査内容につきましては、PCR検査及び抗原定量検査となっております。  まず、受診料の御質問でございますが、発熱等の症状がなくてPCR検査を自由診療で受ける場合の価格は約3万円程度と聞いております。  なお、症状がある方で保険診療で検査を受けた場合、当然、検査料は無料となっております。  また、検査機器につきましては、小松市民病院では院内にあるPCR検査機器を利用して検査可能でございますが、一般の医療機関では検体採取後に民間検査機関に搬送する必要がございます。  以上です。 41 ◯議長(高野哲郎君) 東浩一君。 42 ◯3番(東 浩一君) 分かりました。市民病院の中、機器の設置ということで分かりました。  ちなみに市民病院で今ほど言いましたようにPCR検査等のことなんですけれども、もう一つ、抗原定量検査というものがあるんですが、この抗原定量検査も一回の鼻綿棒の突っ込みで新型コロナウイルスとかインフルエンザの両方の結果が30分余りで出るなどPCR検査に比べて結果が早く出て、特別な検査機器や試薬を必要としないものがあると思うんですが、小松市民病院においては今現在、PCR検査なんですが、抗原検査機器の導入など、そういった面というのはいかがなものですか。 43 ◯議長(高野哲郎君) 予防先進部長、山本周君。 44 ◯予防先進部長(山本 周君) 抗原定量検査につきましては、現在、市民病院では行っておりません。このコロナの検査として抗原定量検査というものが認可されたのは7月末頃でございまして、あまり普及していない状況でございます。現時点でより精度の高いPCR機器で市民病院では対応可能というふうにお伺いしているところでございます。  今後、検査技術の進展によりまして、新たな機器の整備が必要であれば、それは検討してまいりたいと思っているところでございます。 45 ◯議長(高野哲郎君) 東浩一君。 46 ◯3番(東 浩一君) 分かりました。また、検討の段階、または状況を見ながら、よろしくお願いしたいなと思います。  次に、検査の対象者についてでありますが、65歳以上の方または基礎疾患のある方とありましたが、基礎疾患には慢性閉塞性肺疾患、糖尿病や慢性腎臓病、高血圧、心血管疾患等々ありますが、悪性腫瘍とかは対象外になっております。  今回、この助成対象の基礎疾患とはどういうものですか。 47 ◯議長(高野哲郎君) 予防先進部長、山本周君。 48 ◯予防先進部長(山本 周君) 制度は今、議員の御説明のとおり、基礎疾患を有する方で、要綱上の中も、繰り返しになりますが慢性閉塞性肺疾患、慢性腎臓病、糖尿病、高血圧、心血管疾患などとなっております。これらの病気についての対象となるかどうかということは、医師が診察によって判断することとなると思っております。  また、この対象となる疾患の内容につきましては、国が最新の知見を踏まえて変更していくとのことでございます。 49 ◯議長(高野哲郎君) 東浩一君。 50 ◯3番(東 浩一君) 分かりました。最終的に基礎疾患の流れというものは今の国の中で出てくるもの。そして、医師の診断、そういったものを含めた中で変わっていくことがあるということで、現状はこういったことということですね。  では、2項目めですが、検査を希望する人への対応についてでありますが、重症化リスクの高い補助対象者の中で、個人負担があっても検査を受けたい方も出てくると思います。  また、最近では経済・文化活動が始まりつつある中で、小松市民の新型コロナウイルス感染症の検査の流れには、その他の人でビジネスで必要などで全額自費での検査が受診できるということがありましたが、そういったときに検査結果の証明書などの対応とかそういったものはどうなるんでしょうか、分かればお願いいたします。 51 ◯議長(高野哲郎君) 予防先進部長、山本周君。 52 ◯予防先進部長(山本 周君) コロナの検査を希望する場合は、基本、かかりつけ医に相談していただくと。そこでの医師の判断により症状がある場合は保険診療という検査になり、症状がない場合は医師との相談の上、個人負担による検査を受けることになります。  今回、重症化リスクの高い65歳以上の高齢者や基礎疾患を有する方を助成対象とする制度が設けられたということでございまして、これは大変喜ばしいことと思っているところでございます。  ビジネス等の理由で検査を受けられる方については、会社のほうの裁量により民間の検査機関等で対応していただくことになると思っております。  検査結果につきましては、直接本人に伝えられ、また陽性の場合は保健所へ届出することとなります。  なお、議員お尋ねの証明書の発行につきましては、個々の医療機関の判断でということになると思っております。 53 ◯議長(高野哲郎君) 東浩一君。 54 ◯3番(東 浩一君) 分かりました。個人での確認によりその証明書に関しては行ってくという形で。  では、続きまして3項目めに入ります。  PCR検査助成の周知についてお伺いします。  助成金対象で検査を受けたいと思う方は、どのような形でこの助成制度の情報が入手できるんでしょうか。また、検査ができた場合において受診費用が発生しますが、その受診費用の支払い及び助成費の請求から払った方に返ってくる、受け取りまでに係る日数などについてお聞きします。 55 ◯議長(高野哲郎君) 予防先進部長、山本周君。 56 ◯予防先進部長(山本 周君) まず、周知につきましては、ホームページや広報こまつなどでも掲載する予定でございますが、医師会とも連携しながら、医療機関を通じて必要な方に利用できるよう周知を図ってまいりたいと思っております。  検査可能な医療機関につきましては、県が検査体制の拡充に向け、今まさに取り組んでいるところでございまして、市内の検査協力医療機関が確定した後に医師会等と協議して決定していきたいと思っております。
     また、助成の流れでございますが、検査費用につきましてはそこで全額、医療機関で一旦払っていただいた後、市へ領収書を添付して申請いただくことになります。  この助成額については、PCRの場合2万円を上限に助成することとなりますが、助成費につきましては速やかにお渡しできるよう手続を進めたいと思っております。  なお、申請書等につきましては、ホームページからダウンロードでき、郵送による提出についても対応していきたいと思っているところでございます。 57 ◯議長(高野哲郎君) 東浩一君。 58 ◯3番(東 浩一君) 分かりました。  また、助成費の受け取りは迅速な対応ということなので、またその辺りのところも11月の制度開始以降、よろしくお願いいたします。  また、必要な方が分かりやすく情報入手できるような形でのまたお願いもし、そしてこの受診料支払いですけれども、また今後ですが、できるなら助成費を差し引いた額の支払いの形になれば負担軽減にもつながると思います。  最後ですけれども、今月末で取扱期間終了となる小松市が発行した「Go Aroundこまつ」プレミアム付チケットでありますが、地元業者、店舗の方を主に御利用されていただき、消費喚起につながっていると思います。  また、この国の施策であるGo ToトラベルやGo Toイートなど、ウイズコロナとして経済・文化活動も始まり、市民生活にも少しずつ安心感を与えてきています。  今回のこの新型コロナウイルス検査助成費も一連のコロナ対策として非常に有効であり、市民生活への安心につながるものであると思っておりますので、今後もこの経済対策並びにコロナ対策をしっかりと行っていただき、切れ目ない活動を続けていってほしいと思いますので、それをお願いして終わりたいと思います。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 吉 本 慎太郎 君 59 ◯議長(高野哲郎君) 吉本慎太郎君。    〔10番 吉本慎太郎君登壇〕 60 ◯10番(吉本慎太郎君) それでは、会派自民、3番目に登壇いたします吉本慎太郎です。よろしくお願いいたします。  このように予算案を伴う臨時会という形というのは、聞きますと2003年以来、17年ぶりということでありまして、そうなりますと私も初めての経験ということになります。  今回出た予算案の全てが、分野はいろいろ違いますけれども、要はコロナ対策ということでありますから、スピード感を持った事業執行が求められますし、これは逆にしっかりとした議会審議もまた求められます。そのための臨時会の質疑でありますから、その任をもって質疑をさせていただきたいと思います。  私の質疑項目は、2,000万円の予算が計上されている企業・事業者のデジタル化推進についてであります。  私はこの質問をする資格があるほどデジタルに詳しくもなく、どちらかというと市議会のほうでも一、二位を争うアナログな人間だと自負もしておりますが、従来よりデジタル化による働き方改革の推進ということはこれよく言われておりました。  しかし、このコロナ禍によって、その必要性はより高まった、そういう感があります。キープディスタンス、そういう言葉に代表されるように、感染症対策というのがその根底にあるという以上、規模の大小であるとか、業種の形態とかそういったものを問わず、これは全ての企業、事業者が何らかの対策を施さなければならないということになりまして、要はこのコロナ禍がデジタル化の推進につながっているという皮肉なことでありますが、それが現状であろうと思います。  だからこその今回の予算案であり、事業への補助金でありますが、まずお聞きしますが、今回の対象経費として適用されるシステムとは、そもそもどのようなものを指すのでしょうか。  この資料によりますと、社内向けであるとか、社外向けであるといった区分がされておりますが、それぞれの具体例として想定しているものは何であるのか、まずはお聞かせください。 61 ◯議長(高野哲郎君) 産業未来部長、林活歩君。    〔産業未来部長 林 活歩君登壇〕 62 ◯産業未来部長(林 活歩君) お答えいたします。  まず、本事業の目的といいますか経緯からちょっと御説明させていただきますけれども、国、政府のほうでも今回のコロナ禍におきましてはデジタル化の遅れが顕在化したということで、また骨太の方針の中でも新たな日常を取り戻すということでデジタルニューディールというものを打ち出しまして、またデジタル庁の新設ということの準備も始まっているという状況でございます。  これを受けまして、本市のほうでも特にデジタル化が進まない小規模・零細事業者の業務を効率化するということ。また、新たなビジネススタイルへの大変革を後押しするというようなシステムの導入をまた強化を、それに対する支援を行っていきたいということを考えてございます。  お尋ねの具体例でございますけれども2つございまして、まず、社内向け、働き方改革支援事業補助金のほうでございますけれども、従業員の業務や労務管理を自動化、効率化するための出退勤・労務管理、また生産・販売管理システムというもののほか、例えば農業用ハウスなどでは設備や機器の遠隔操作のシステムですとか、また情報漏えいを防止するための情報セキュリティシステムですとか、また物流におきましては配送の効率化を図るシステムですとか、またそのようなものが働き方の改革につながるものというふうに考えてございます。  また、もう一つの社外向けのほうでございますけれども、こちらはリモート商談会等支援事業補助金ということでございますけれども、新型コロナウイルスの影響で開催が困難になっております従来型の見本市ですとか、あとは商談会に代わりますリモート商談会の開催ですとか、またオンラインの展示会への出展ですとか、またネット販売、ウェブ会議などの経済活動を積極的展開するということのためのシステム導入によって新たなビジネススタイルにつながるというふうに考えてございます。 63 ◯議長(高野哲郎君) 吉本慎太郎君。 64 ◯10番(吉本慎太郎君) システム導入、システム強化ですね、こういった部分の形の中での補助金ということでありますが、そのシステムの中で機器というのがありますよね。その機器で例えばパソコン単体であるとか、リモート商談会であるとかオンラインの会議するための大型モニターを購入する、こういったものというのは対象となり得るのでしょうか。 65 ◯議長(高野哲郎君) 産業未来部長、林活歩君。 66 ◯産業未来部長(林 活歩君) お答えいたします。  システムの導入が主体でありまして、そのシステムと連動する形の周辺機器につきましては補助の対象といたします。具体的にはシステム導入を伴わない単品での大型モニターですとかパソコンなどのハードウエアそれのみの購入というのは、国の事業でもございますけれども、それと同様に汎用性が高い機器ということで補助対象外というふうにしております。 67 ◯議長(高野哲郎君) 吉本慎太郎君。 68 ◯10番(吉本慎太郎君) あくまでシステムを導入する中の機器であればこれは認められると、そういったものに関係ないものであれば当然ですけれども、これは認められないという区分けは必要であると、そういったことでありますね。了解いたしました。  次に、この事業の対象者ですね。対象者についてお伺いしたいと思います。  ここにある資料によると、この事業の補助対象者というのは、市内の中小企業、個人事業者というふうに記載されております。補助率が10分の9、補助の上限額が50万円、それが2事業、社内向け、社外向けということで2事業の申請が可能ということで、最大100万円という規模を考えると、事業者の中でも特に個人事業者への広範な周知が必要であろうかと思いますが、広く周知を行うための手段をどのように考えていらっしゃるのでしょうか。 69 ◯議長(高野哲郎君) 産業未来部長、林活歩君。 70 ◯産業未来部長(林 活歩君) お答えいたします。  まず、事業者への周知の方法ということでございますけれども、まず広報の広報こまつでありますとか、また小松商工会議所の会報の11月号への掲載を予定してございます。  また、事業の詳細ですとか、あと応募要領等につきましては、これまでの支援策と同様に市のホームページで掲載しまして、事業者の方々へと広く周知をしていきたいというふうに考えてございます。 71 ◯議長(高野哲郎君) 吉本慎太郎君。 72 ◯10番(吉本慎太郎君) 対象者については幾つかのシチュエーションというのが考えられるんじゃないかと思うんですね。会派の中でもちょっといろいろこれは当てはまるのかな、これは当てはまらないのかなとかいろいろと相談とか議論もしたんですけれども、例えば企業において本店は市外にあって、支店は市内にある場合、これは対象となるんでしょうか。  もう一個、本店のデジタル化は既に完備している。本店のデジタル化は既に完備しているけれども、企業の規模によって支店の設備がまだそこまで行き渡ってない、整っていないと、こういった場合は、その支店に限って申請はできるんでしょうかお聞かせください。 73 ◯議長(高野哲郎君) 産業未来部長、林活歩君。 74 ◯産業未来部長(林 活歩君) お答えいたします。  支店と本店の関係ということでございますけれども、本事業に関しましては、支店であろうと本店であろうとですけれども、事業者が中小企業基本法の規定に基づきます市内の中小企業であれば補助の対象事業者となりますので、市内に支店がございましたらば、それが対象とさせていただきたいと思います。  また、本店が既に導入をされていると。また、支店のほうはまだ導入されていないということに関しましても、また支店のほうで1事業者1申請ということで申請していただければと、対象とさせていただきたいと思います。  ただ、支店が複数、3つも4つもありまして、その支店ごとに申請という形は、あくまで1事業者で1申請という形になりますので、そこのところを、1支店につきましても1申請という形を取っていただければというふうに考えてございます。 75 ◯議長(高野哲郎君) 吉本慎太郎君。 76 ◯10番(吉本慎太郎君) 常識の範囲内ということでありますから、この中小企業基本法に基づきながらの支店の取扱いで、あくまで支店は単体ということで、そこの範囲の中で申請は可能であると、こういう解釈でよろしいですね。  もう一つ、個人事業者というくくりになりますと、これは本当に今回の場合、この予算の主たるところはこの個人事業者ということになるんですけれども、例えば個人事業者というくくりの中において、町医者であるとか民間のクリニックであるとか、こういったところというのは今このコロナ禍で患者さんがちょっと診察の行き控えというのをして、ちょっと言い方はあれですけれども売上げというのがかなり減少している中で、やはりいろんな形のリモート診療であるとか、オンライン診査であるとか、そういったことを取り入れたほうがいいんではないかということが巷間言われていますけれども、例えば、これはコロナ対策ですから、感染症対策の観点からもそういったシステム導入は喫緊の課題という視点になるならば、こういった町医者であるとか民間のクリニックさんとういのは今回の申請対象となり得るのでしょうかお聞かせください。 77 ◯議長(高野哲郎君) 産業未来部長、林活歩君。 78 ◯産業未来部長(林 活歩君) お答えいたします。  町医者、個人のクリニックが対象になるかということでございますけれども、当然、個人の開業医の方であっても個人であれば対象とさせていただきます。  ただ、先ほども申し上げましたけれども、中小企業基本法の規定に基づく中小企業であればということもありますので、医療法人であったりしますと該当しない場合があるということでございます。あくまで個人の開業医ということが対象となるということでございます。 79 ◯議長(高野哲郎君) 吉本慎太郎君。 80 ◯10番(吉本慎太郎君) 個人の開業医は対象になると。あくまでそこの行為の範疇というのが、これは問われますけれども、一応これを個人事業主のくくりとして捉えていくという解釈でよろしいわけですね。  ありがとうございます。  今、こういうふうに企業、事業者の範疇であるとかシチュエーションであるとか、そういったものをお聞きした。デジタル化の推進を今しなければいけない。デジタル庁をつくってまでしなければいけないということを、なぜこれ言われるのかといえば、要はいただいた資料にもありますけれども、つまるところは業務の効率化であり、経営力の強化によるコロナ禍で滞った業績の回復、さらにその向上ですね。目的であり、これは目標なんです。デジタル化というのが目標でなく、デジタル化の推進というのは、その到達のためのあくまで手段にすぎないというわけであると私は感じます。  なぜ、こういう当たり前のことを言うかというと、デジタル化の推進のためのシステム導入こそが働き方改革の主の目的であり、到達点であるといった観点があまりにも見受けられるというふうに私は感じております。  例えば今盛んに言われていますのが、あらゆる手続書類に脱判こと、こういったことが言われております。あんまりこれ言いますと、私の場合、あんまりちょっとこれは反論も言うのが難しいんですけれども、これの言わんとするところは、業務の効率化をいかに行うか。その方法論が問われているんではないかと思うんですね。この論点が定かでないんで、例えば婚姻届であるとか離婚届に判こは不要という、これは木を見て森を見ないようなシステムが出来上がっちゃうというそういうことになるんではないかと思っております。何を言いたいかというと、行政機能は社会をつかさどる指針なんです。今回、この事業についての予算案を計上するに当たって、規範と具体例を示す意味でも、現在、行われている小松市役所の業務効率化のためのデジタル化の活用事例を教えていただきたく思います。  リモートワークの推進については9月議会に竹田議員も質問されておりましたが、そういった活用事例が職員の意識の向上、来庁される市民の利便性につながっているのかも併せてお聞かせください。 81 ◯議長(高野哲郎君) 総合政策部長、高田哲正君。    〔総合政策部長 高田哲正君登壇〕 82 ◯総合政策部長(高田哲正君) それでは、小松市役所の中での業務効率化デジタル化ということで御説明させていただきます。  今般、ICT技術が急速に発展して、国がSociety 5.0と言われる社会を提唱されておると。これは今、様々なビッグデータと言われる、あちこちにたくさんあるこういったデータ、それをAI、いわゆる人工知能等で新たな価値を生み出して、それを社会的課題の解決、そして経済発展にもつなげると。それが一人一人の快適な生活、そして活躍できる社会になっていくと、こういったことを描かれているものであります。  この中、デジタル化への変革がどんどん進められているわけですけれども、コロナ禍を克服するためにも国においてこの取組を加速していこうということが現状でございます。  本市におきましては、特におおむねこの10年間、QC手法の導入や「3ム」業務改善、そして優秀な職員の活動実績を表彰する職員アワードを実施するなどして、今、議員おっしゃいましたように業務改革の機運を高めながら、そしてデジタル化を含めた業務改革に取り組んでまいりました。  主な事例ということで内容を申し上げますと、まず業務の効率化におきましては、平成22年度にIC職員証──これですけれども──を利用した出退勤の管理システムを導入いたしました。また、決裁ルートの見直し──今の判この話もあります──と電子決済システムを使いまして、事務のスピードアップを図りました。  また、平成25年11月には、3D-CADステーションを行政では珍しいということですけれども設置いたしまして、公共工事について市が作成した三次元のデータを受注される事業者の方に提供して、そして現場の働き方改革や生産性の向上につなげております。さらに、これらの工事データを保管する保管システムに、受注者の方からの電子納品をお願いし、推進しているところでありまして、これによって適切な公共インフラの維持管理など、いわゆるマネジメントを行うということへ活用し、またこれを向上させていこうというふうに進めているところであります。  また、市民の命を守る防災・減災の面でありますけれども、市に、全戸にも配布されておりますこの防災行政無線に加えましてスマートフォンのアプリを用いて町内会、また役員の皆さんへ連絡ができる結ネットを平成30年7月に導入いたしました。  また、市民の皆様向けにもLINEアプリで防災情報なども迅速に、これ地図情報も含めまして伝達できるLINE防災なども導入したところであります。また、インターネット上で検索すれば地域の自宅周辺のハザードマップ、いろんな種類ありますけれども、これも確認できるようなウェブハザードマップも導入しております。  また、スマートでやさしい窓口を目指しておりまして、この取組として令和2年1月に市民病院におきまして全国で2例目、公立病院では初となる顔認証受付システムを導入いたしました。  令和2年10月には行政手続をインターネットで行うことができるこまつ電子申請サービスの導入を行いまして、本日現在、二十数件の手続が電子申請で行えるようになっております。  現在、窓口において転入、転出、転居などの手続の際に、タブレット端末を用いまして電子的に申請書を作成して、複数の申請書を何回も書かなくていいような、一括で作成することで手続時間を大幅に簡略、短縮化する移動受付支援システムと呼んでおりますが、このシステムを導入する予定でございます。  こういったことを進めてきているということであります。  なお、本市においては平成22年度に中山間地域へ光ケーブルを敷設いたしまして、ほぼ市内全域で地上デジタル放送やインターネットの利用が可能となる通信基盤が構築されているといった環境にあります。今後もハード、ソフト面ともに整備することで、身近な市役所、いつでも、どこでも、時間に制約されず、そしておいでいただかなくても手続ができるような、また何度も書いていただかなくても手続が済むような、そういう市役所の実現を推進してまいります。  今年の8月には、スマートシティ推進チームを立ち上げまして、また10月人事でも強化いたしまして、20年ビジョンとリンクするスマート市役所の未来像について検討を進めておるところであります。今後もデジタル技術などを積極的に取り入れて、市民サービスの向上や業務改革を行って、スマート市役所の実現に取り組んで参ります。  議員、これらに取り組む理由というのでお話しされましたけれども、今後はあらゆる分野でデジタル化が進んで、個人、企業、行政を問わずICTを活用していく時代となります。一人一人が快適で活躍できる、国が提唱するSociety 5.0の時代に向けて、皆さんと一緒に取組を進めてまいりたいと考えております。 83 ◯議長(高野哲郎君) 吉本慎太郎君。 84 ◯10番(吉本慎太郎君) 様々な事例を、コロナ禍の前から遡って言っていただけました。  つまるところは、先ほどから何遍も申しているように、市役所であれば業務の効率化、市役所職員の要するに仕事の簡便化、そして、ついてはやっぱり市民に分かりやすく窓口応対をしたりとか、そういったことの効率化ということなんですね。これが今、企業や個人事業主というのは、このコロナ禍というフィルターがかけられて、さらに必要性が求められて、義務というところまで来ているのが現状であるならば、どういったところがデジタル化によって、その事業によって、その個人事業によってしっかりともたらされるのか、この申請者に対しても懇切丁寧な説明であったりとかアドバイスをしていただくことを望みまして、私の質問を終わりたいと思います。  御清聴ありがとうございました。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 吉 村 範 明 君 85 ◯議長(高野哲郎君) 吉村範明君。    〔8番 吉村範明君登壇〕 86 ◯8番(吉村範明君) お疲れさまでございます。  質疑の前に、先ほども東議員のほうから熊の出没についてお話がありましたけれども、私からも中山間地に住んでおりますので、今回、かなりの熊が出没をしておりますので一言だけお話をさせていただきたいなというふうに思います。  先月ですけれども、私の記憶の中では初めてであろうかなと思いますけれども、地元で人身事故が起きました。本当に命には別状なかったといえども、かなりのけがをされたということで、本当に改めて熊の被害というものが怖いなというふうに思いましたし、またこれまでの市の対応を含めて、迅速に御対応いただいていることに感謝を申し上げたいなというふうに思っております。  私も消防団で毎回巡回をさせていただいておりますけれども、警鐘を鳴らして、またライトをつけて回っておりますけれども、イノシシはかなり見ます。熊は見ませんが、イノシシが大変多く見られます。本当に熊のほうもある意味被害者なのかなというふうに思いますけれども、イノシシのやはり子連れが警鐘音を鳴らしていてもどかない。そして、やはりかなり雪がなかったせいか子供も自然淘汰されてないということで、大変この被害も甚大だなというふうに思っています。  これから本市におかれてはいろいろと御迷惑をおかけすると思いますけれども、熊の出没もそうでありますけれども、ぜひともイノシシの、また自然淘汰含めて淘汰されるように御尽力いただければ幸いかなというふうに思いますし、また熊の出没していない地域の分団におかれてでも、我々の中山間地域に出向いて巡回をしていただいていることも、この場をお借りして感謝申し上げたいなというふうに思っております。  それでは早速でありますけれども、今議会において先輩方の御配慮をいただきまして、自民党こまつの持ち時間を全て吉村がいただきましたので、今回提出されました議案のうち、農業、水産業の強化、支援について順次お聞きをしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  初めに、学校給食に小松産のブランド米を活用するという事業を今回行っていただけるということでありますが、市長の予算内示会のときにも御説明はいただいたんですが、もう少し詳しく担当のほうにお聞かせをいただきたいなというふうに思いますので、まずはこの事業の内容と予算額500万円をつけておいでますので、この詳細を御説明願いたいと思います。
    87 ◯議長(高野哲郎君) 産業未来部長、林活歩君。    〔産業未来部長 林 活歩君登壇〕 88 ◯産業未来部長(林 活歩君) お答えいたします。  学校給食に小松市産のブランド米を活用ということでございますけれども、小松市、古来から米どころとして有名でございます。市制80周年をお祝いするために、また現在、市内小中学校の学校給食で提供されておりますコシヒカリを小松市のブランド米であります蛍米、またえちゃけなや、石川県で開発されました新品種でありますひゃくまん穀とすることで、子供たちに小松のおいしいお米を食べていただくということとしてございます。  食育の観点から、またそれぞれのお米の形や粒、大きさ、食感、粘りなど各種特徴ございますけれども、こちらをまとめたパネルですとか映像など作成いたしまして、子供たちの食への学びを促したいというふうに考えてございます。  給食の提供期間に関しましては、11月30日月曜日から来年の3月までを予定してございます。  小松市内の全ての小学校で5年生を中心に田んぼの学校を通じて米づくりの体験というのを行っておりますけれども、期間中、1週間ずつ、えちゃけな、蛍米、ひゃくまん穀と3種類のお米の食べ比べをすることで、子供たちが品種改良に尽力されました先人たちの苦労を思って、また努力というものが大切だというふうに考えるような、そんな人に育っていただくきっかけとなればなというふうに考えているところでございます。  予算につきましてですけれども、現在、学校給食で使用しているコシヒカリと今回のブランド米の価格の差額を500万円ということで計上させていただいております。 89 ◯議長(高野哲郎君) 吉村範明君。 90 ◯8番(吉村範明君) 日頃はコシヒカリを使っていらっしゃって、小松市産のブランド米をということで、えちゃけなと蛍米、県のひゃくまん穀ということでございましたが、パネルや映像で見てもらうというのが、本当になかなか食べ比べってしないので本当にありがたいなと思いますけれども、来年3月ということでありますけれども、できれば末永くブランドが分かるようにしてもらえばありがたいのかなというふうに思いますし、実際、食育も兼ねているということでありますので、子供たちがおいしく味わってもらえれば本当にありがたいなというふうに思いますが、あと予算額に関しては差額のプラスアルファでの500万円ということでありました。  で、やはりこれまでブランド米、小松のブランド米ということで本市は大きくそのようなブランド米を作ろうということで尽力されておりましたけれども、次に2011年に環境王国に認定されてから米・食味コンクール等々でブランド化を高めてこられたと思います。  当初、我々のイメージでありますけれども、コシヒカリといえば魚沼産というのがやはり日本人誰もが分かるようなネーミングやったのかなというふうに思いますし、今もやはり魚沼産というのが出てくるのかなというふうに思いますけれども、高値で取引されておる高級ブランド米がこの地から世界の市場に出されるというもので、また脚光を浴びて稲作されている方々はじめとする多くの農業の皆さんが高収入が望めて後継づくりにも寄与するものと、大変私も期待をしておったわけであります。  そこでお聞きをしたいんですが、今ほどちえゃけな米、そして蛍米等々ございますが、そのブランドとなってないコシヒカリも当然されているのかなというふうに思いますが、この地域のお米で県外市場を含めた現在の状況はどうなっているのかお教えいただきたいと思います。 91 ◯議長(高野哲郎君) 産業未来部長、林活歩君。 92 ◯産業未来部長(林 活歩君) お答えいたします。  先ほど議員おっしゃったとおり、環境王国に認定されまして環境王国こまつ米・食味コンクールというものをスタート、平成23年からしてございます。そしてまた、平成26年には日本全国からおいしいお米が集まる米・食味分析鑑定コンクール:国際大会でも金賞を初めて受賞いたしまして、その26年以降、毎年金賞を受賞するというまでになりました。  また、米の直売比率ですけれども、10年前12%でございましたけれども、現在、約50%まで向上しておりまして、小松産の米のブランド化というものは着実に進んでいるというふうに考えてございます。  また、ブランド米の詳細ですけれども、平成10年に初めて蛍が飛び交い、清流が流れる山間地において栽培地限定、減農薬、減化学肥料栽培ということで生産されたコシヒカリを蛍米ということで販売を開始をいたしております。  またその後、平成27年には米・食味分析鑑定コンクール:国際大会で金賞を目指すというプロジェクトがきっかけとなりまして、えちゃけなが誕生いたしました。  作付の状況でございますけれども、平成28年からの経緯でございますけれども、蛍米に関しましては134ヘクタールございまして、それから次の年、平成29年が134、平成30年が125、令和元年が120とほぼ横ばいでございます。  えちゃけなに関しましては、平成28年度、2ヘクタールしかなかったんですけれども、平成29年度には6ヘクタール、平成30年度には9ヘクタール、令和元年度は10ヘクタールと伸びてきてございます。  また、ひゃくまん穀につきましては、平成29年度からの作付になってございますけれども、最初28ヘクタールから始まっておりますが、平成30年度には94ヘクタール、また令和元年度に関しましては201ヘクタールというふうに伸びてきている状況でございます。 93 ◯議長(高野哲郎君) 吉村範明君。 94 ◯8番(吉村範明君) やはりブランド力を高めて当初の目的はやはり価格を上げて、稲作をされている方々の収入をアップというのが目的だったと思います。今、徐々に増えているということでありますので、しっかりとやはりこれをブランド力をつけていっていただきたいというふうに思いますし、やはり考えられるのは今後、後継者。後継者の育成というのが、やはりある程度稼げないと後継者ってなかなか、じゃ、継ごうかということが難しいのかなというふうに思いますし、我々の仲間の議員でもあります方々、稲作をされている方々がおられますけれども、大変御苦労されてお世話をされているということを考えますと、やはり高収入に結びつけていただきたいというふうに思います。  そんな中、今回、臨時議会において内示会の資料によりますと、3種のお米を食べ比べてお米のおいしさ、違いが分かるようにということでありましたが、子供たちに違いを分かってもらってから、このブランド米を先ほど言いましたけれども消費に当然つなげていかないと、食べておいしいよねと言っただけでは、やはりこの500万円がもったいないと思います。高いか安いかは別としてですよ。  ですから、今後、これを消費にどう結びつけていくのか。地元の子供たちに食べていただいておいしいなって言ったのを、どう次は御購入いただくのか。その辺、どう施策を考えておるのかお示しいただきたいと思います。 95 ◯議長(高野哲郎君) 産業未来部長、林活歩君。 96 ◯産業未来部長(林 活歩君) お答えいたします。  まず、子供たちにおいしい小松米を食べていただく目的ということですけれども、ブランド力の向上というような短期的な効果もございますけれども、長期的なほうということで国の施策といたしましても米食、米を食べるということを推進してございますので、長期的に将来のお米のファンを増やすということを狙いとしてございます。  また、お子さんがおいしいお米を食べてお米の味を覚えていただけましたらば、大人の方にもPRして、おいしいお米食べたいよというふうにお子さんが言っていただければ大人の方も買っていただけるのかなということもございますので、そういったようなお米ファンが増えればということが一番の考え方でございます。  また、食べ比べしていただくことで、お米の食感とかおいしさの違い、子供たちに感じてもらいまして、お友達ともどの米好きでしたというような話ができれば、お米に対する興味も増えていくのかなというふうに感じております。  また、取組としましては、ブランド米を実食いただいた後に子供たちにお米の感想文というのを書いていただこうかなというふうに考えております。それ書いていただいて、生産者の方にお届けして、またおいしかったというような直接そういう声が生産者に届けばまたやりがいにつながるのかなというふうに考えているところでございます。  小松のお米、今回食べていただくということで、農業に興味持ってもらえれば、また未来の農業の担い手を育てるということにもつながると思いますし、またそれで小松の農業の活性化にもつなげていきたいというふうに考えております。  いずれにしましても、子供たちには食を通じまして先人たちの苦労を思うような、ふるさと愛にあふれるような、そんな人に育ってほしいというふうな願いを込めてございます。 97 ◯議長(高野哲郎君) 吉村範明君。 98 ◯8番(吉村範明君) 本当に部長が言われるとおりなんですが、ただ、やはりなかなかブランド米、高級品でありますので値段もほかのものと比べればやはり高いというのがこの予算なのかなと思います。コシヒカリよりも差額分を500万円ということでありますので。  実際、ここの地域のおいしいお米って、それは皆さん知っておいでると思うんです。子供たちも口が肥えてくれればありがたいなと思いますけれども、反対にこのコロナ禍の中、経済状況も大変厳しい状況でありますから、その辺も加味しながら打つべき予算は打って、やはりしていかなくちゃいけないのかなと思います。  ましてや、このフォローアップをしっかりとしないと、お口の肥えたお子さんが、あのお米おいしかったよね、食べたいよねって言ったときに、やはり応えてあげたいというのが親心だと思います。その辺も十分に加味してやっぱり事業展開をしていってほしいなというふうに思います。  そして、これは余談になるか提案になると思うんですけれども、やはり子供さんに食べていただいた後は、お持ち帰りじゃないですけれども、ちっちゃい小パックであるじゃないですか。そういうのを持たせて、親御さんに食べてもらって、本当においしいな小松の米って、家族で食べていただくのも一つの手じゃないですかね。僕ならそうすると思いますけれども、実際、500万円という限られたお金でありますから、これはまた今後、皆さんで議論していただければと思いますけれども、やはり食べてもらう口を増やすといいますか言い方悪いですけれども、そう言ってもらうことによって徐々に広がっていくのかなというふうに思っておりますので、今回、臨時議会でありますから12月議会に期待をして、この質問は終わらせていただきたいと思います。  続きまして、小松市の“美味しい”でお祝いをということで、予算内示会のときに受けております。  これについてお聞きをしていきたいと思いますが、これも市長から御提案ありましたけれども、詳しく部長のほうから事業内容と予算額の650万円の内訳についてお教えいただきたいと思います。 99 ◯議長(高野哲郎君) 産業未来部長、林活歩君。 100 ◯産業未来部長(林 活歩君) 事業内容と予算でということでございます。  小松市では、地元の農産物の地産地消の普及拡大を努めてございます。様々な施策によってブランド価値の向上に向けた取組を行ってきております。具体的には地域ブランドのこまつもんの認定ですとか、小松の特産物の普及拡大を目的とした小松とまとコミッティーですとか、小松とまとレシピコンテストですとか、そういったことを進めてきてございます。  そうした中で、また今回の事業でございますけれども、12月1日は小松市制80周年の記念すべき日でございますので、小松の皆様に小松市産の農産物を用いたおいしいものを食べていただいて、一緒にお祝いしたいというふうに考えてございます。  予算といたしましては、保育所、こども園、高齢者施設のほうにこまつもんブランドの認定商品をおやつとして提供するということ。また、小中学校のほうには小学校のふるさと道徳の副教材として掲載されているトマトカレーを全児童、全生徒に配布するということでございます。こちら合わせて650万円ということに計上させていただいております。  また、お配りするときにですけれども、また地域に密着した食育の教材として生かしていただくということで、トマトや大麦など小松市の代表的な特産物の特徴ですとか、また成分とかそういう特性、また食べることによる効能ですとかをまとめた、これに関しましてもパネルですとか映像を作成していきたいというふうに考えております。  学び、知り、味わうということで、地元愛の醸成を図るということと同時に、特別パッケージで包装された商品をお渡しするということで、市制80周年のPRも行って、オール小松でお祝いをしたいというふうに考えてございます。  そして、パネルや映像等にですけれども、緑と水に囲まれた豊かな自然環境ということで、特に初夏の大麦畑というのは非常に美しい農業風景というものもありますので、そういった風景も盛り込んで環境王国こまつの農業に携わる全ての人への感謝の気持ちを育んでいただきたいというふうに考えております。  またあわせて、コロナ禍の中で様々な影響を受けておられます生産者の方々や事業者の方々をお支えするということも目的といたしまして、本事業を通してエールを送りたいというふうに考えてございます。 101 ◯議長(高野哲郎君) 吉村範明君。 102 ◯8番(吉村範明君) 時間がなくなってきました。答弁のほうもです。私も質問を簡潔にしますので、答弁も簡潔のほうでお願いしたいと思います。  聞き漏らしたのか説明がなかったのか、ちょっと確認だけさせてください。  おやつの提供は1日だけなんでしょうか。そして、おやつの種類って何種類もあるんですか。1種類だけですか。あと、トマトカレーはレトルトを配布という形でよろしいですか。  そこだけ確認はしてよろしいですか。 103 ◯議長(高野哲郎君) 産業未来部長、林活歩君。 104 ◯産業未来部長(林 活歩君) お答えいたします。  おやつに関しましては、今のところ1品で考えてございますけれども、その種類に関しましてはこれから製造の方々とも、量もありますので、打合せさせて種類についても決めていきたいと思います。  トマトカレーにつきましては、レトルトでお配りするというふうに考えてございます。 105 ◯議長(高野哲郎君) 吉村範明君。 106 ◯8番(吉村範明君) このおやつもレトルトも、そんなことはないと思いますけれども、子供たちや高齢者の方々が、ただもらったわというような形にならないように、その辺はしっかりと制度設計といいますかPRのほうをしてもらえればというふうに思います。  あと、地元は当然ですけれども、消費につなげるということもやっぱり考えていかなくちゃいけないと思うんですけれども、先ほどもあったとおり。今後、地元は当然でありますけれども、市外、県外にやっぱり広げていただかないけないと思いますけれども、実際、消費拡大につなげるそういう施策というものを講じる予定はあるのか御所見をお聞かせいただければと思います。これを機にですね。 107 ◯議長(高野哲郎君) 産業未来部長、林活歩君。 108 ◯産業未来部長(林 活歩君) お答えいたします。  展開といいますか、今後の効果、展開といいますか、そういうことを御説明させていただきますけれども、まずこの事業を行うことで改めてこまつもんブランドのおいしさですとか効能も実感していただきますので、そのリピーターが増えればということでリピーターの確保を考えてございます。  また、先ほどもお米のほうでも申し上げましたけれども、子供から大人に幅広くこまつもんブランドを食べていただくことによりまして、特に子供が気に入っていただけますと大人に向けて高いPR効果ございますので、これを狙って地元の消費拡大にもつなげたいというふうに考えております。  また、こまつもんブランドに触れていただいた上で、アンケートの実施もしたいと思います。そして、集計結果を分析いたしまして、そして、これからの新たな商品開発の参考にしたいと思います。  また、農業の魅力もこれで伝わると思いますので、意欲ある後継者の育成にもつながると、そのように考えてございます。 109 ◯議長(高野哲郎君) 吉村範明君。 110 ◯8番(吉村範明君) やはりコロナ禍でありますので、そこも踏まえた消費拡大につながるように期待をしていきたいというふうに思います。  それでは次に、安宅漁港の販路拡大支援についてお聞きをしていきたいと思います。  これも事業内容と予算150万円の詳細についてお聞かせをいただければと思います。 111 ◯議長(高野哲郎君) 産業未来部長、林活歩君。 112 ◯産業未来部長(林 活歩君) お答えいたします。  今回の事業でございますけれども、安宅産の魚介類の地産地消の推進、またさらなる販路拡大を図るために、安宅漁港で水揚げされました魚介類の加工品の製造、販売をする事業者等を対象といたしまして、インターネットの販売用のホームページの作成費用ですとか、あと広告宣伝費用、また鮮魚の加工に必要な施設整備導入などに必要な経費の4分の3、上限を75万円で支援をするという制度でございます。  予算につきましては150万円計上させていただいております。 113 ◯議長(高野哲郎君) 吉村範明君。 114 ◯8番(吉村範明君) 私も魚釣りが大好きで、結構方々行くんですが、ちなみにこの安宅産の判別、どうやって安宅産って選ぶのか。そこら辺何かあるんでしょうかね。  釣ってしまっておかに上がってしまえばどこ産か分からないんですが、その辺の仕組みって何かお考えあれば御発言いただきたいと思いますけれども。 115 ◯議長(高野哲郎君) 産業未来部長、林活歩君。 116 ◯産業未来部長(林 活歩君) お答えいたします。  確かにお魚自体に区別はないんですけれども、安宅漁港に水揚げされましたお魚につきましては、漁港で箱詰めをされまして、その後、南加賀公設地方卸売市場などに出荷されますので、出荷された後も小売業者の方々が店頭に陳列するまでは安宅産であるということは判別が可能であるというふうに考えております。 117 ◯議長(高野哲郎君) 吉村範明君。 118 ◯8番(吉村範明君) 分かりました。それを聞いて安心をさせていただきました。  資料によりますと、補助内容は必要経費の4分の3ということで、上限が75万円ということでありますけれども、今回、上程されているのが先ほど部長もお伝えいただきましたが150万円ということで2件分しかないんですけれども、参加者殺到の場合とかってどういう対応されるのか、今後の展開も含めてどうやっていかれるのかお聞かせをいただきたいと思います。 119 ◯議長(高野哲郎君) 産業未来部長、林活歩君。 120 ◯産業未来部長(林 活歩君) お答えいたします。  150万円、まず最大75万円の補助でありましたら2件でございますし、もう少し小さな例えば真空パック機ですとかそういったものであれば五、六件でありますとか、それぐらいの補助ができるかなというふうに考えております。  この事業につきましては、今回拡充させていただきまして、そしてまた来年度以降も継続して行わせていただきたいと思いますので、また申請する方が多かったりということでございましたら、まずは予算の範囲内で支援をさせていただいた上で来年度以降、また予算要求させていただきたいというふうに考えてございます。 121 ◯議長(高野哲郎君) 吉村範明君。 122 ◯8番(吉村範明君) 何回も何回も申し訳ないんですけれども、やっぱりこのコロナ禍でかなり皆さん本当に大変御苦労されておるので、来年度と言わず、まだ12月ありますから補正打っていただいて、やはり広くこの小松産、安宅産の魚介類をまたメジャーな形で販路拡大につなげていっていただきたいというふうに思いますので、その辺は部長、しっかりと予算要求のほうを考えながら情報収集していただきたいというふうに思います。  それでは、最後の項目になりますけれども、6次産業・地域資源活用事業補助金についてお聞きをしていきたいと思います。  この事業も予算内示のときにお聞かせをいただきましたけれども、詳しく部長のほうには御苦労おかけしますが御説明をいただきたいと思いますし、また300万円という予算がついてますので、その詳細もお聞かせをいただきたいと思います。 123 ◯議長(高野哲郎君) 産業未来部長、林活歩君。 124 ◯産業未来部長(林 活歩君) お答えいたします。  まず、目的でございますけれども、コロナウイルスの感染症の影響によりまして、観光ですとか帰省客等が大幅に減少する中で6次産業の商品の消費も減少しているという状況でございます。  本事業につきましては、6次産業新商品の開発ですとか、またリニューアルに対します現行の支援制度ございますけれども、それの補助率と補助上限額を緊急的な特例措置といたしまして拡充いたしまして、本市のさらなる6次産業商品のブランド力、販売力の強化を目的としてございます。  補助率につきましては、現行2分の1のものを10分の9に拡充いたしまして、補助上限額に関しましては30万円の現行を50万円に拡充させていただくこととしてございます。  予算額につきまして300万円でございまして、事業者想定ですけれども6社から10社程度応募があればなというふうに考えているところでございます。 125 ◯議長(高野哲郎君) 吉村範明君。
    126 ◯8番(吉村範明君) 上限補助率を上げて、結構いいですね、10分の9、本当に。これ2分の1やと開発する側も、どうしよう、こんだけのお金かかるんかなというのもありますけれども、10分の9と言っていただくと、これで大丈夫やというような安心感があるので、それも50万円。20万円アップしているということで、すごく使いやすいかなというふうに思いますが、これも6社から10社ということでありますけれども、やはり多くの方々が参入できるように扉を開いてやってもらいたいというふうに思いますし、実際、販路開拓ということでありますけれども、本当になかなか難しいところが販路開拓でありますから、その旨十分に配慮しながらやっていただきたいというふうに思いますし、6次産業ということでありますから、これまでネピュレでピューレとか作られましたよね。いろいろと、あめもありましたっけ。あんなこともありましたから、そういったものを続けていただきたいと思いますけれども、やはり現業に携わっていらっしゃる方、要は生産者ですね。そういった方々はやはり新商品の開発であったりリニューアルというのは、多分、現業を担っておいでるので、たやすいとまでは言いませんけれども、やはりいろいろと試行錯誤できるような許容範囲なのかなと思いますけれども、ただ、この販路開拓となりますとかなり、うーんというように思われる方々も当然おいでるのかなと思います。  先ほども安宅産の魚介類ありましたけれども、やはりインターネットでの販売というのを当然今は主流になってきているのかなというふうに思いますが、ただ、どこに載っけていいのか、どこに載っけたらヒットするのか。要は検索エンジンでどの上のほうに来るのかとか、そういったことがかなり重要視されてくると思います。そういったものを、先ほどもデジタルの話ありましたけれども、やはりいかにその情報を目につくようにしていくのかというのが課題であり、また反対に言えば知恵を持っておられる行政の役割なのかなというふうに思います。  実際、この開発後のフォローは行政のほうでどう考えておられるのか。できた、ああ、よかった、できた、じゃ、販売だといったときのフォロー、どう考えておられるのかお聞かせください。 127 ◯議長(高野哲郎君) 産業未来部長、林活歩君。 128 ◯産業未来部長(林 活歩君) お答えいたします。  開発後のフォローアップということでございますけれども、まず6次産業の新製品ですとかリニューアル商品、開発いただきましたらば、商品知名度ですとか魅力を上げるために、まずこまつもんブランドに申請、認定いただければというふうに考えてございます。  こまつもんブランドでございますけれども、現在、123品が認定されておりまして、そのうち特に優れたものをこまつもんゴールドということで20品認定してございます。  認定いただきましたらば、こまつもんブランドに関しましてはふるさと納税の返礼品に積極的に活用してございますし、また地元の商品がそろいますこまつ観光物産ネットワークのアンテナショップなどでも販売をしているというような状況。また、道の駅「こまつ木場潟」においても販売をするというような状況になります。  また、先ほど議員もおっしゃいましたけれども、今回の補正予算として計上させていただいておりますデジタル化の推進の支援がございますので、こちらを活用いただきますと、そのネット販売の導入でございますとか、またリモート商談会などできるようになっておりますので、こちら積極的に活用いただければというふうに考えてございます。 129 ◯議長(高野哲郎君) 吉村範明君。 130 ◯8番(吉村範明君) ぜひともその情報を、今回この農業、水産業の支援のほうに、今の情報をやはりあげていただきたいということと、やはり分かりやすく、こうなったらこうなるよ、こうなったらこうなるというような話をしてもらわないと、今回いろいろなコロナでの国の申請も含めてかなり難しいんですよね。これ集めなさい、これしなさい、あれしなさい。えっ、これ何って思う方も当然中にはおいでたと思います。  だから、そんなことも含めて、やはり情報提供と、あと簡素な申請、的確な的を射ている事業、これが備わると小松はすごく盛り上がるのかなというふうに思いますし、コロナに負けんぞというような意気込みも感じられるのかなというふうに思います。  ただ、今回上がっておられます事業は、全て内部向けという形で感じられます。  実際、地元に落とすというのは、当然足元から固めろというのは大変分かります。ですが、今回の予算も含めて、どっちかというと内向けのような気がします。対内。だから、これからはぜひともこれを続けていくことも重要だと思います。食育も含めて。ただ、一過性にならないように、やはり今後は将来につながる事業としていただきたいと思いますし、やはり販路拡大というのが一番難しいと思いますので、その辺も十二分に予算を取って、12月、期待をしておりますが、ただ、私もこの短期間での提案の中での調査でありますから、あとはまたこの後、昼からになると思いますけれども予算決算の分科会あると思いますので、そこでまたいろいろと意見、吟味をされると思います。  林部長におかれましては、今までの国等々のキャリアを生かして、いかにこの地域が盛り上がっていくか、このコロナのこのつらい時期に、どう小松市がよりステップアップするか、それを仕組みづくりをつくっていただけるようにお願いをして、私の質問を終わりたいと思います。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 吉 田 寛 治 君 131 ◯議長(高野哲郎君) 吉田寛治君。    〔4番 吉田寛治君登壇〕 132 ◯4番(吉田寛治君) 無所属の吉田寛治です。  私からは、コロナ対策として実施する中3エール給付金について質問させていただきます。  新型コロナウイルス感染症の影響によって、4月中頃から5月末まで学校が臨時休校となり、学習の遅れ、修学旅行、運動会の中止など、例年とは全く異なる状況の中で、子供たちは悩み、不安を抱えながら学生生活を過ごしています。また、保護者の方も新型コロナウイルス感染症の影響により働く時間が減り、収入の減少が危惧されています。  このような状況の中で、県内の他の自治体に先んじて給付金1万5,000円を支給することは大変よいことであると思いますし、小松市の将来を担う子供たち全てを対象に応援することが大事だと考えますが、なぜ中学3年生に対象を絞ったのか教えてください。  また、給付金額の1万5,000円の根拠を教えていただき、子育て世帯に対して大変よい制度ですので、子供たちが将来へ夢を描き、希望を抱くためにもぜひ継続して実施していただきたいと思います。お考えをお聞かせください。 133 ◯議長(高野哲郎君) 教育次長、吉田和広君。    〔教育次長 吉田和広君登壇〕 134 ◯教育次長(吉田和広君) 中3エール給付金については、コロナ禍で学校が臨時休校となり、授業時間の減少、模試の減少、オープンキャンパスへ行けないなどの状況の中であっても、中学生は自分たちで行事を企画し、「コロナに負けるな」を合い言葉に前向きに学校生活を送っております。  学校といたしましても、特に中学3年生に対しましては、安心して受験に臨めるよう補習授業であったり相談などのサポートを行っております。また、このような中学3年生を応援するために、本市においてはふるさと納税を活用した小松市エール協力金を開設いたしまして、10月13日現在におかれまして約3,300万円の温かい御支援をいただいております。  今回、この御支援の一部を活用させていただきまして、高校進学や就職活動に励んでいる中学3年生を応援することで、中学生がポジティブな姿勢で受験を迎え、より一層学ぶ意欲を高めることにつながると考えております。  そして、5月8日付専決でございますけれども、全ての子供たちにコロナ禍であっても学びを大切にしていただくために、未就学児、小中学生を対象にこども食育奨励給付金を、市外、県外を問わず高校・大学生を対象に高校生・大学生等学習エール(応援金)を創設して、それぞれ1万円を支給しております。  今回の給付につきましては、国のほうで大学受験予定の高校3年生などを対象に応援金2万円を支給する受験生等支援給付金(仮称)の創設を公明党が政府に対して要請しており、同じ受験生であります中学3年生を応援いたしたく、本市独自にふるさと納税小松エール協力金を活用した中3エール給付金を創設するものでございます。  給付金の算定につきましては、県内の高校入学検定料が、公立では2,200円、私立で1万円から1万4,000円程度です。受験生の多くは、公立、私立を併願受験するために、入学検定料相当分といたしまして1万5,000円を応援するものでございます。  今後、高校3年生などを対象といたしました国の給付制度の創設など、国の動向を注視しながら判断することとなりますが、子供たちの学びの保障につきましては、給付金の支給のほか、GIGAスクールを推進するなど環境の整備を整えてまいります。  以上でございます。 135 ◯4番(吉田寛治君) ありがとうございます。 136 ◯議長(高野哲郎君) 挙手にてお願いいたします。  再質問でしょうか。 137 ◯4番(吉田寛治君) いや、再質問じゃないです。 138 ◯議長(高野哲郎君) では、自席へお戻りください。  以上で終わります。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 橋 本 米 子 君 139 ◯議長(高野哲郎君) 橋本米子君。    〔19番 橋本米子君登壇〕 140 ◯19番(橋本米子君) 橋本米子です。  地産地消の推進について、今日の質問の中で一部重なりもありますが、学校給食に小松市産のブランド米を活用することについてであります。  現在、学校給食には週3回、1週間3回、コシヒカリを提供されておりますが、市内では様々なブランド米が収穫されているとお聞きしております。その小松市産のブランド米の種類と収穫量についてお尋ねいたします。 141 ◯議長(高野哲郎君) 産業未来部長、林活歩君。    〔産業未来部長 林 活歩君登壇〕 142 ◯産業未来部長(林 活歩君) お答えいたします。  小松市のブランド米は、蛍米、えちゃけなや、その他餅米に適した天田の米などがございます。石川県のオリジナル米といたしましてはひゃくまん穀がございまして、小松市全体の令和元年度収量は1万6,000トンでございまして、蛍米は540トン、えちゃけな45トン、ひゃくまん穀1,326トンとなってございます。 143 ◯議長(高野哲郎君) 橋本米子君。 144 ◯19番(橋本米子君) 何種類もの小松市産のブランド米があることが分かりました。  今回の地産地消の推進は、市制80周年の記念に合わせ、小松市産のブランド力を高める一環として計画されていると思います。どのようにして小松市産のブランド米を活用されようとしているのか。また、期間はいつまでと考えておられるのでしょうかお尋ねをいたします。 145 ◯議長(高野哲郎君) 産業未来部長、林活歩君。 146 ◯産業未来部長(林 活歩君) 現在、小松市内の小中学校で提供されているコシヒカリを小松市産のブランド米に変更して提供いたします。  期間は、11月30日月曜日から来年の3月までを予定してございます。1週間ずつ、えちゃけな、蛍米、ひゃくまん穀の3種類のお米を食べ比べする期間を設けまして、子供たちがお米のおいしさや違いを分かるようにというふうに考えております。 147 ◯議長(高野哲郎君) 橋本米子君。 148 ◯19番(橋本米子君) おいしいお米の提供を今後ともお願いしたいと思います。  次に、安宅産魚介類の販路拡大の支援策についてであります。  現在、安宅漁港には登録された組合員の方は四十数名で頑張っておられます。今回、安宅産魚介類の販路拡大とされているが、安宅漁港で水揚げされる魚介類の種類と量はどのようなものがあるのかお尋ねいたします。 149 ◯議長(高野哲郎君) 産業未来部長、林活歩君。 150 ◯産業未来部長(林 活歩君) お答えいたします。  令和元年度に安宅漁港で水揚げされた魚介類は、カレイ類、イカ類、ヒラメ、岩ガキなど約36トンございます。水揚げ高は約3,500万円となってございます。 151 ◯議長(高野哲郎君) 橋本米子君。 152 ◯19番(橋本米子君) 水揚げされた魚介類を市民の皆さんに提供するまでには様々な鮮魚等の加工の工程が必要です。今回の安宅産魚介類の販路拡大のための具体的な支援策についてお尋ねいたします。 153 ◯議長(高野哲郎君) 産業未来部長、林活歩君。 154 ◯産業未来部長(林 活歩君) 安宅漁港で水揚げされた魚介類の加工品を製造、販売する市内の事業者と漁業者に対しまして、インターネット販売用のホームページ作成費ですとか広告宣伝費、また鮮魚の加工に必要な施設設備導入費などの経費を4分の3、上限75万円で支援いたします。  今後とも「勧進帳」等で名高い安宅という地区全体を総合的かつ俯瞰的に見ながら、地の利を生かしたような販売の拡大を進めていきたいというふうに考えてございます。 155 ◯議長(高野哲郎君) 橋本米子君。 156 ◯19番(橋本米子君) 今後とも地産地消の推進を期待して、質問を終わります。  以上です。  ───────── ◇ ─────────    ◇ 木 下 裕 介 君 157 ◯議長(高野哲郎君) 木下裕介君。    〔6番 木下裕介君登壇〕 158 ◯6番(木下裕介君) それでは、最後の質疑者となりました。  今回、時間の御配慮を、無会派の先輩議員にいただきまして、改めて感謝申し上げます。  それでは、PCR検査、抗原検査の助成についてお伺いをいたします。  まず、毎日のように耳にするPCR検査、抗原検査、そして抗体検査とはどのような検査なのか、目的や違いなどを説明を願います。 159 ◯議長(高野哲郎君) 予防先進部長、山本周君。    〔予防先進部長 山本 周君登壇〕 160 ◯予防先進部長(山本 周君) それでは、御質問にお答えしたいと思います。  PCR検査や抗原検査といった新型コロナウイルス感染症の検査方法につきましては、日々、研究開発が重ねられており、その感度や応用力は、ここ数か月で革新的に進んでいると思っております。  検査方法としまして、PCR検査と抗原定量検査及び抗原定性検査の3種類がございまして、検体の採取は鼻咽頭(鼻の奥)や鼻腔(鼻の入り口)から体液を採取する方法と唾液から採取する方法に分かれております。  現時点で3種類の検査方法のうち、抗原定性検査というものは唾液による検体採取や、発症から10日目以降の検査には適応できないということになっております。  お尋ねの中の抗体検査というものもございますが、これは過去に感染した人の対内でつくられた抗体を検出する検査というものでございます。 161 ◯議長(高野哲郎君) 木下裕介君。 162 ◯6番(木下裕介君) 次に、この事業の対象が65歳以上または基礎疾患のある方となっておりますが、こういった方々が対象となった経緯についてお尋ねをいたします。 163 ◯議長(高野哲郎君) 予防先進部長、山本周君。 164 ◯予防先進部長(山本 周君) この制度でございますが、9月15日付で国より一定の高齢者等への検査事業の実施についてという通知がございまして、対象の選定については国の実施要綱に基づく対象者としているところでございます。  ちなみに先ほど東議員の質問にもございましたが、65歳以上の高齢者及び基礎疾患を有する方となっております。  国は、こうした感染した場合に重症化するリスクが高く、今後、重症者の増加とそれに伴う医療提供体制の逼迫が生じないよう選定したものと思っております。 165 ◯議長(高野哲郎君) 木下裕介君。
    166 ◯6番(木下裕介君) 次の質問なんですけれども、先ほどの市長の議案説明でも大体判明はしたんですけれども、改めて市民の方からも問合せがあったのでお聞きしますけれども、検査自体3つあるんだろうと思います。9月議会の質問でPCR検査や抗原検査における費用の助成について考えあるかという質問に対して、現時点で市独自の助成は考えているものはございませんという答弁でしたけれども、今回、その助成に至った理由について改めて御説明を願います。 167 ◯議長(高野哲郎君) 予防先進部長、山本周君。 168 ◯予防先進部長(山本 周君) 感染症法で指定感染症に指定されている新型コロナウイルス感染症につきましては、国内の発生、感染状況により国と県の役割が明確に分かれており、市の役割は国と県の要請に的確かつ迅速に対応することであると思っております。また、国や県の方針及び市への要請は、感染状況に応じてこれまでも適宜変更してきているものでございます。  石川県は、国の指針に基づき、これは新型コロナウイルス感染症に関する検査体制の拡充に向けた指針というものでございますが、この指針に基づきコロナ感染症の診療・検査可能な医療機関を確保する検査体制整備計画を10月末までに策定する予定であります。  今回の制度は、県の検査体制整備計画との整合を図りながら、国の要綱に沿って11月以降に事業化するものでございます。 169 ◯議長(高野哲郎君) 木下裕介君。 170 ◯6番(木下裕介君) ありがとうございます。  次の質問です。次に、対象の拡大などについてお伺いをいたします。  今後、感染の拡大防止と社会経済活動を両立しながら、次の波、第3波というのか分からないですけれども備えていく必要があります。  安心して社会経済活動を行っていく上で、病院や介護施設、こども園など感染リスクが高い職場で不安を抱えながら働いている方というのは3密を避けることはなかなか難しく、細心の注意を払い、高ストレスの中で仕事に従事されております。  今申し上げた方々も、希望があれば検査を受けられるよう対象の拡大を求めますが、見解をお伺いします。 171 ◯議長(高野哲郎君) 予防先進部長、山本周君。 172 ◯予防先進部長(山本 周君) 感染が疑われる場合は、行政検査や保険診療での検査が基本でございます。  今回の助成事業につきましては、ダブル感染症流行期に備え、高齢者等の重症化の抑制、そして医療現場の逼迫を防止することを目的とし、重症化リスクの高い方を重点的に支援する制度でございます。  そして、市は市内の医療機関が混乱することなく医療の提供といった本来の役割を果たすことができるよう、国の基準に準じて事業を遂行する予定でございます。  一方、市につきましては、市では医師会と相談し、9月議会に補正予算で生後6か月から高校生までの子供と高齢者を対象にインフルエンザ予防接種の自己負担軽減を図りまして、さらに本議会でも施設内感染を防ぐために介護施設や障害者施設認定こども園など施設職員の予防接種費の助成費を予算化しておりまして、今後の市の状況を見据えた対策を講じているところでございます。  以上でございます。 173 ◯議長(高野哲郎君) 木下裕介君。 174 ◯6番(木下裕介君) あとは、先ほどの質疑でも出ましたけれども周知ですね。今回、予算が2,000万円で、PCR検査上限が2万円という、PCRに限ればこれで数字を割ると人数が出ますけれども、市内の65歳以上の方、大体3万600人ぐらいいらっしゃる。そこに既往症の方も含めればまあまあの数になると思うんですけれども。  お隣の自治体では一足早く始めたということですけれども、思ったほど検査数が多くないということですので、ぜひまた周知に関しても、市の医師会としっかりとお話をしていただいて最善を尽くしていただきたいなというふうに思います。  この質問は以上で終わります。  続きまして、経営モデルチェンジ支援事業についてお尋ねをいたします。  今回、業務の効率化、経営力強化のために市内の中小企業、個人事業者を対象に社外向けのリモート商談会等支援事業補助金が創設されました。  対象期間は今月1日から来年の1月29日となっております。対象経費としては、いろいろありますけれども、ウェブ会議の導入などを盛り込まれておりますが、既に導入している個人事業者もいるため遡及適用を検討できないか見解をお伺いをいたします。 175 ◯議長(高野哲郎君) 産業未来部長、林活歩君。    〔産業未来部長 林 活歩君登壇〕 176 ◯産業未来部長(林 活歩君) お答えいたします。  遡及適用についてということでございますけれども、まず本事業につきましては、事業者が働き方改革や新たなビジネススタイルに変革していくために、業務効率化に資する出退勤の設備とかそういったような機器ですとか、また遠隔操作システムの導入ですとか情報セキュリティ強化システムというようなものを導入するというものを支援するものでございまして、国のほうでもデジタル庁の創設準備が始まるなど、デジタル化というものは国の重要施策でございまして、本市といたしましてもこれまでにデジタル化に踏み出せなかった事業者が本事業を活用して踏み出すということを期待してございます。  そのためですけれども、今回、デジタル化の準備中の事業者も対象にいたしまして10月よりスタートするということを考えてございます。  なお、既にデジタル化のシステムを導入済みの事業者の方々に関しましては、さらに高度化を行うというような場合に関しましては本事業の活用が可能でございますので、ぜひ御検討いただければというふうに考えてございます。  本事業につきましては、特にデジタル化が進まない小規模、零細の飲食や小売業者がデジタルやインターネットを活用することでお客様の距離を縮めまして、販売力強化ですとか働き方改革につなげていければというふうに考えてございます。 177 ◯議長(高野哲郎君) 木下裕介君。 178 ◯6番(木下裕介君) これも周知が大切だと思いますので、しっかりとしていただいて、補正を打つぐらい、あれですけれども、というぐらい利用ができるように、またしっかりやっていただければというふうに思います。  以上で質疑を終わります。 179 ◯議長(高野哲郎君) 以上で通告による質疑は終わりました。  ほかに質疑はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 180 ◯議長(高野哲郎君) 質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております市長提出議案第72号及び第73号については、お手元に配付してあります常任委員会審査付託表のとおり、予算決算常任委員会に付託いたします。  この際、委員会審査のため暫時休憩いたします。       休憩 午後 0時17分       再開 午後 4時46分 181 ◯議長(高野哲郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより委員長の報告を求めます。  予算決算常任副委員長、片山瞬次郎君。    〔予算決算常任副委員長 片山瞬次郎君登     壇〕 182 ◯予算決算常任副委員長(片山瞬次郎君) 予算決算常任委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  当委員会に付託されました案件は、議案第72号及び議案第73号の以上2件であります。  これらの案件につきましては、本日の本会議暫時休憩中に各分科会を開催し、詳細な審査を行いました。これを受け、委員会は各分科会終了後に会議を開き、各分科会委員長の報告を聴取しました。  分科会委員長報告の主な内容を申し上げます。  議案第72号 令和2年度小松市一般会計補正予算(第9号)についてであります。  救急業務高度化推進費については、高度救急医療シミュレーター人形一式の整備費用であります。高度救急医療シミュレーター人形とは、救急現場での傷病者の状態をリアルに表現でき、救急隊が行う処置を客観的に評価できる訓練用資器材であります。  市内の医療関係者より救急活動の充実強化を目的に活用してほしいと消防本部に対して100万円の寄附がありました。その寄附金を活用し、救急隊員の技術の向上を図り、救命率の向上につなげていくものであります。  導入の際は、隊員の研修はもちろん幅広く活用してほしいとの意見がありました。  高齢者等新型コロナウイルス検査助成費については、インフルエンザとの同時流行の懸念や高齢者等の感染による重症化、クラスター発生等のリスクに対応するため、重症化するリスクの高い65歳以上の高齢者や基礎疾患を有する方が個人の希望により新型コロナウイルスのPCR検査や抗原定量検査を受けた場合の費用を助成するものであります。  国、県等の動向を見極めながら、より一層の検査体制の充実を求めました。  介護・障がい者施設等感染症予防対策費(私立認定こども園等感染症予防支援費、放課後児童クラブ感染症予防支援費)については、インフルエンザ流行期に備え各施設内での感染を防ぐため、介護施設や認定こども園、幼稚園、放課後児童クラブの所属職員、障害者施設の所属職員と利用者に係るインフルエンザ予防接種費用を事業者に助成するものであります。  10月1日に遡って適用されることについて、大変行き届いた配慮であるという意見や、できれば来年度以降も継続して実施するよう検討を求める意見がありました。  中3エール給付金費については、新型コロナウイルス感染症による学校の臨時休校等により学習の遅れや来年の高校進学、就職活動に不安を持つ中学3年生が、将来への夢を描き、希望を抱くため、ふるさと納税小松エール協力金を活用し、1人当たり1万5,000円を支給し応援するものであります。  高校3年生の給付については、現在、与党間で協議されていますが、その動向を注視しながら今後も施策の推進を求める意見がありました。  新たな旅行スタイル実証費については、観光庁の実証事業で、ウイズコロナアフターコロナでの新たな生活様式に沿った旅行スタイルの実証実験に要する費用です。家に居ながら小松巡りができるリモートツアーを11月上旬から開催し、お客様の声を反映したリアルツアーを造成していくとのことであります。  今後の観光につながるようなリモートツアー動画を作成してほしいとの意見が出されました。  こまつまるごと観光物産推進費については、(仮称)こまつグルメ応援キャンペーンと題して、和菓子まつり、洋菓子まつりなど新商品開発、販売促進に係る費用です。  新商品の開発をするだけではなく、継続した販売につながるよう求める意見が出されました。  産業競争力強化費については、6次産業・地域資源活用事業補助金として、地元農産物の新たな魅力を開拓し、6次産業の新商品の開発やリニューアル、販路開拓に係る費用とのことです。  補助金の支給に当たっては、事業目的に合った商品であるかどうかしっかりと精査するように求める意見が出されました。  また、企業、事業者のデジタル化推進支援では事業の効率化、経営力強化のために、働き方改革支援事業補助金とリモート商談会等支援事業補助金を新たに経営モデルチェンジ支援事業に追加し、新たなビジネススタイルに順応する支援に係る費用とのことであります。  中小・小規模事業者のニーズが高い補助メニューであることから、予算額に達しても引き続き継続した対応を求める意見が出されました。  環境王国ひとづくり支援費については、安宅産魚介類の販路の拡大を支援する目的で、安宅漁港で水揚げされた魚介類の加工品を製造、販売する市内事業者等を対象に施設整備導入や販路拡大に向け、インターネット販売用ホームページ作成経費など必要経費の4分の3を補助する費用とのことであります。  加工品販売のターゲットや製造、販売の戦略をしっかり持ってほしいとの意見が出されました。  最後に、議案第73号 令和2年度国民健康保険小松市民病院事業会計補正予算(第5号)についてであります。  資本的支出、施設整備費については、寄附金を活用して今年度から開設している訪問看護ステーションで利用する車両購入に係る費用であります。  このことにより、これまでの2台体制から3台体制となり、訪問診療の充実に期待するものであります。  なお、採決の結果、議案第72号及び議案第73号の以上2件は全会一致をもって、いずれも原案どおり可決すべきものと決した次第であります。  以上、予算決算常任委員会の報告といたしますが、何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。 183 ◯議長(高野哲郎君) 以上で委員長報告は終わりました。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。  質疑はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 184 ◯議長(高野哲郎君) 質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  討論はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 185 ◯議長(高野哲郎君) 討論なしと認めます。  これをもって討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  議案第72号及び議案第73号を一括して採決いたします。  お諮りいたします。  以上の2件は、いずれも委員長報告のとおり可決することに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 186 ◯議長(高野哲郎君) 御異議なしと認めます。  よって、以上の2件は、いずれも委員長報告のとおり決しました。  ───────── ◇ ─────────
       ◎閉会の宣告 187 ◯議長(高野哲郎君) 以上で本日の議事日程は全て終了いたしました。  これをもって令和2年第4回小松市議会臨時会を閉会いたします。       閉会 午後 4時56分 Copyright © Komatsu City Council, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...